留学生×島の未来を豊かに

日本の縮図と言われる「佐渡島」
自然・食・歴史、「発見」がいっぱいの島に留学しませんか?

日本海で一番大きな島

東京23区の1.5倍の面積で、北に大佐渡、南に小佐渡の山地があり、その中央に穀倉地帯(国中平野)があります。
日本の海岸地形がすべてそろっていることなど、地形自体が日本の縮図と言われています。
離島という地理的条件から、佐渡特有の動植物が生息し、野生のトキも、日常的に目にすることができます。

日本中の文化を再発見

遠流の地として貴族・文化人たちが伝えた京の文化、鉱山の発展により武士たちが伝えた江戸の文化、さらには北前船によって日本中の文化が佐渡にもたらされ、島内で育まれてきました。
「薄れゆく 日本の暮らし 佐渡にあり」と詠まれるように、佐渡には、古からの伝統文化や芸能、民族事象等が大切に継承されています。

豊かで格別な佐渡の食

佐渡沖で暖流と寒流が交差し漁に適した地形に恵まれているため、四季を通して新鮮な魚介類が捕れます。植物境界線の北緯38度に位置する佐渡は、多様な生態系を有する土地です。 南北を代表する果物、リンゴとみかんも栽培することができます。豊かな自然、美しい空気と水に育まれた食べ物のおいしさは、格別です。

離島留学受け入れてます!

佐渡島外から内海府小中学校に入学をするには、3つの方法があります。

1. 特認校制度を利用する (島内の小・中学校から入学・転校)

2. 保護者とともに海府地区に移住する

3. 祖父母の元に子どもの住所を移す

佐渡市には、「特色ある教育」を実施している学校に就学を希望する場合、就学許可が受けられる「特認校制度」があります。
特認校制度への申し込みは、佐渡市教育委員会へ書類を提出し、審査を受けることになります。「寮型」と「里親型」の募集は、現在行っておりません。

留学先の内海府小・中学校のご案内

内海府中学校 教育目標

「豊かな心と強いからだ 高い知性とたくましい実践 」

学校で学び、地域に学び、地域に活かす

近年、佐渡島内で暮らす外国人が多くなっているそうです。美しい自然や大海原、人情味ある温かい人々と培われた歴史や文化、美味しい地場産食材等。当然のことです。しかしながら、大佐渡の北部に位置する「海府地区」も急激な少子高齢化により、地域の力が失われつつあります。
内海府中学校ではカンゾウの保護のためにチャリティーグッズを作成して販売するなど、地域貢献活動に積極的に取り組んでいます。

內海府中学校長
荻野 秀和
内海府小学校 教育目標

「よく考え みんなでなかよく がんばる子 」

本物からの刺激で、豊かな感性を育てる

子どもも周りも元気になる、笑顔になる、そして幸せになる。新しい時代に生きる子どもたちを、あらゆる人とつながる力をもった人に育てたい。その実現のために、地域の産業、自然、歴史や文化、芸術等を幅広く学びます。年間を通して、地域の魅力ある人との出会いを中核にした教育活動を推進します。
本物から得る刺激を確かな学びにつなげ、コミュニケーション能力を磨き、大きく成長してほしいと願っています。

內海府小学校長
渡部 聖子

学校教育の取り組みの一部をご案内

食育子どもに伝える、食の安全や旬の食材

食育では、食べ物に対する興味や関心を高めることを大切にしています。稲作、魚さばき、生産者さんとの交流会、親子料理教室等、「命」をいただく感謝を体験しながら学びます。
自校式給食で、四季折々の地元食材(無農薬野菜、海の米、新鮮な魚介類、山菜等)を保育園児、小・中学生が一緒に食べています。「おいしかったでーす!」の元気な声が、毎日校舎に響きます。

交流社会性を育てる幅広い年齢層との交流活動

海府地区では、全国に誇れる技術を持った様々な分野のスペシャリストに出会うことができます。それらの方々との出会いは、いつも新鮮で刺激に満ちています。保育園児、小・中・大学生との交流では、相手を気遣いながら、楽しく活動する姿が見られます。異年齢の個性豊かな人達と交流し行動を共にすることで、違いを尊重し、分け隔てなくかかわり合う「こころの基盤」を育てます。

環境後世に残し伝えたい 美しい自然の中で学ぶ

ここにしかない美しい自然環境と、そこに携わる方々に学ぶ体験学習を実施しています。「トビシマカンゾウ」の群生と美しい景観を守るための、鉢上げ・定植ボランティア活動や保護活動、海岸清掃等の地域貢献活動を続けてきました。
校外学習を通してふるさとのよさや魅力を発見し、多様性に富む地域の貴重な自然を大切にしていこうとする主体性を育みます。

文化伝統と文化に触れ、地域で学ぶ

鬼太鼓、鷲崎亀翔会、真更川百万遍念仏講等、海府地区には、伝統芸能や民族事象が数多く伝承されています。
「佐渡の車田植」(国指定の重要無形民俗文化財)は日本で唯一の貴重な農耕行事です。小学生は、田のあぜで田植唄を一緒に唄います。また、「佐渡カンゾウ祭り」「佐渡海府寒ぶり大漁まつり」では、小・中学生が観光客に海府地区の魅力や芸能等を発信し、表現力を高めます。

海府地域に移住された先輩をご紹介

私たち家族は、鷲崎駐在所への勤務を機に鷲崎集落に住むことになりました。海も山も、空気や水もどこよりもきれいで豊かな自然の中での暮らしに満足しています。仕事の都合上、あと何年住んでいられるかわかりませんが、家族全員ゆったりと暮らすことができています。

鷲崎駐在所 小竹 充さん
  1. 第2階層
  2. 第3階層